これまでブログに「なぜ私の支出が抑えられてきたのか。」ということについて書かせていただきましたが、これらは、節約しようと意識的にやっていたということではありませんでした。
このため、自分が「節約家」だったのか。というとそうでもなくて、逆に周りの人よりも多額の出費をしていたものもありました。
一番ひどかったのは、ガス代です。
ガス代は、夏8,000円、冬13,000円ぐらいという感じでした。
職場の人などからは、「一人暮らしでその金額は高すぎるって。」と言われていました。
ガスのメーターが壊れていたとか、ガスが漏れていたとかそういうことではなく、理由はありました。
何のTV番組か忘れたのですが、「シャワーの温度設定を50度~60度に上げて、お風呂を全体的に洗い流すとカビ予防になる!」という内容の放送を見てしまったのです。
カビが嫌いだったので、「これはいいな。」と思い、それを2日に1回ぐらい風呂あがりにやってっていました。
(確かにカビは生えにくくなったと思いますが…。)
また、これも何かのTV番組だったと思うのですが、「ドイツでは洗濯物を60度などの高温のお湯で洗濯するので、洗濯物が臭くならない!」という内容の放送でした。
「なるほど、風呂のカビ予防だけじゃなくて、洗濯物の臭い防止にもなるのか。ついでに、洗濯槽のカビ予防にもなるのではないか?」と思いました。
そこで、洗濯をする際には、洗濯機の横にあった洗面台のシャワー(伸びるタイプ)を洗濯機まで伸ばして、60度のお湯をためていました。
さすがに、毎回、高温のお湯をたくさん入れるのもどうかと思ったので、普段は15リットルぐらい溜めて、数分洗濯物をつけ置き消毒してから洗濯していました。
そして、2か月に1回ぐらいは、洗濯槽のカビ予防ということで、高温のお湯を満水にして、洗濯したりしていたのです。
ドイツ製の洗濯機ならともかく、自分の日本製の古い洗濯機(恐らく高温対応ではない)でこれをやって、よく壊れなかったなと今更ながら思います。多分、やったらダメなはずです。
また、高温のお湯で洗うと、傷んでしまう衣類もあったはずなのですが、気にしていませんでした。
こんなことを、退職までの5年間ぐらいやっていたので、当時のガス代は高額になっていたのです。
退職することを決めた後、自分の支出を抑えることを意識的に始めましたが、当然ながら、この「高温のお湯の使用」は真っ先にやめることになったのです。