私が入庁して最初の配属となったのは、公共事業(道路や河川などの整備・維持)を行う事務所でした。
そこでは、1人あたりの業務量がかなり多かったため、定時で帰宅できることはほとんどなく、夜12時を過ぎで帰宅することもザラで、土日に出勤していたこともありました。
自分が仕事ができるタイプではない。というのも毎日遅くまで残業しなくてはならなかった原因の一つなのですが、同じ部署の先輩も似たような状況でしたので、なかなか厳しい労働環境だったと思います。
公務員と言えば、定時に帰宅している。というイメージでしたが、それは幻想でした。
とはいえ、このころ、真偽のほどはわかりませんが、
「公務員は世間では楽な仕事と思われているので、そんなぬるま湯でも辞めてしまった人は民間企業では雇ってもらえない。」という話もあり、
若い頃の自分には、「公務員を辞める」という選択肢は頭にはありませんでした。